診療設備

血液のうち、赤血球や白血球、血小板を測定します。
貧血がないか、貧血している場合にはどういった貧血なのか、感染や炎症の疑いがないか、などが検出できます。

血液から、腎臓や肝臓、膵臓内臓機能の異常を検出します。
また、タンパク質や炎症マーカーなどの測定も行うことができます。

血液から、甲状腺ホルモンや副腎皮質ホルモンの異常を検出します。
これまでは外部検査施設に血液を送らなければわからなかったのですが、迅速な院内での検査が可能になります！
わんちゃんでは甲状腺機能低下症や、クッシング症候群、アジソン病といった疾患、ねこちゃんでは甲状腺機能亢進症やクッシング症候群といった病気の診断に役立ちます。

血液を止める能力を測定します。
手術の前に検査することで、手術のリスク予測に役立ちます。
また、いくつかの疾患の重症期にはこれらの検査項目に大きな変化がみられることも知られており、重症度の診断にも役立ちます。

言わずとしれたレントゲン検査です。
骨格や臓器の形・大きさ、心臓や肺の評価にも有用です。
撮影した画像は現像の必要がなく、直ちに院内に共有されるためご説明までの流れが迅速に行えます。

臓器の内部構造をみるのに適しています。
お腹の中では、肝臓や腎臓といった各種臓器が観察でき、腫瘍の検出にも役立ちます。
また、腸の中の異物や、胃腸の閉塞を探すことにも役立ちます。
心臓の検査では心臓の内部構造を確認し、部屋の広さや筋肉の厚さ、収縮力など、心臓のどの部分がどう悪いかを検出可能です。

妊娠検査にも適応できます。

血液や、体の中の様々な細胞を観察します。
貧血の原因追求や感染症の確認、腫瘍の種類の特定などが可能です。
その他、尿や便の検査にも役立ちます。

わんちゃんやねこちゃん用に細い内視鏡です。
食道や胃腸の確認が可能で、腫瘍や炎症の発見に役立ちます。

また、生検鉗子という特別な道具を使用することで、病変部の組織を取ることができます。
手術をすることなく、食道や胃内の異物を摘出することも可能で、ストレスや痛みも大幅に軽減が可能です。
院長が以前勤務していた夜間病院では、ほぼ毎日、異物を誤食してしまった子が来院し、内視鏡での摘出を行っていました。

様々な形や色の光を当てて、まぶたや眼の表面～内部を観察します。
特殊な染色により眼の表面（角膜）に傷がないかも確認することができます。
その他にも、眼の硬さ（眼圧）を測ったり、涙の量なども測定し、総合的な診断を行います。

凍結療法を行うための機器です。
亜酸化窒素を吹き付けることにより腫瘤を凍結し、凍結と融解を繰り返すことで腫瘤の壊死を促します。

全身麻酔が不要で、処置は短時間で完了します。
また、痛みもほとんどない処置のため高齢の子の腫瘍の処置に適しています。
先端のアタッチメントを変更することで、まぶたや口の中の腫瘤にも対応が可能です。

手術や検査などのため、全身麻酔をかける時に必要な機械です。
麻酔中は動物の様々な情報（心電図、酸素飽和度、呼気中の二酸化炭素量、体温、血圧、使用している麻酔量など）をモニタリングします。
動物の異常を迅速に捉えることが可能で、安全な麻酔維持を可能にします。

手術器具などの滅菌を行います。
121℃、2気圧という高温・高圧の条件下で全ての病原体を滅菌することが可能です。

エチレンオキサイドという特殊なガスを用いて滅菌を行います。
高温や高圧に耐えられない素材のものもこの装置で滅菌することが可能です。