小さなできもの、大きなケア
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その“できもの（腫瘍）”、見逃していませんか？
ペットの高齢化に伴い、腫瘍は犬猫ともに、死亡原因の上位に位置するようになりました。
腫瘍は、発生した臓器の機能を損なわせるばかりでなく、時には転移や浸潤をすることで周囲の臓器にも悪影響を及ぼします。
年齢とともに腫瘍の発生頻度は高くなりますが若い子でもリスクがないわけではありません。
動物たちの生命を脅かす腫瘍とたたかうには、早期の診断と適した治療が重要です。
当院には腫瘍専門医がいます
当院院長は東濃地域では唯一、東海地域でも数少ない腫瘍専門医（獣医腫瘍科認定医Ⅱ種）です。
動物たちは、腫瘍に限らず多くの病気を隠してしまいがちです。
一見健康そうに見えていても実は我慢していたり、徐々に病態が進行していることも少なくありません。
これまでも病気の発見が遅れてしまい治療の選択肢が少なくなってしまった子や、適した治療を受けることができていない子を多くみてきました。
専門医としての知識や経験を活かし、大切なご家族の治療を一緒に考えていきたいと思っています。
腫瘍治療には、手術・抗癌剤・放射線の3つの方法があり、当院では外科（手術）、内科（抗癌剤や分子標的薬）を行っています。 放射線治療は当院では実施できないので専門施設をご紹介しますが、外科も内科も、治療を行う獣医師の知識や経験が非常に重要と考えています。
定期的な検診でペットの健康を守りましょう
わんちゃんもネコちゃんもヒトと比較すると1年で4〜5歳も年をとっていきます。
院長の私自身、少なくとも1年に1回は病気の早期発見や自覚症状のない病気の予防のために定期的な検診を受けています。
わんちゃんやネコちゃんをヒトと同様に…と考えると、3ヶ月に1度の定期的な検診が必要ということになりますが、現実的にはなかなかそこまでは難しいと思うので、少なくとも6歳くらいまでの若い子は年に1回、6歳以上になったら年2回の検診を勧めています。
当院の検診では、血液検査、尿検査、X線検査、超音波検査をメインでおこなっております。
大切なわんちゃんやネコちゃんに合わせた検診セットもご提案していますので是非ご検討ください。
ペットの健康を守る一歩を！
よくあるご質問
質問1：どんな症状が見られたら診察を受けるべきですか？
腫瘍は発生する部位によってその症状も異なります。嘔吐や下痢、食欲がない、歩き方がおかしい、よく寝るようになった、おしっこの量が多い、血尿など、本当に様々です。こういった症状があればお早めの受診をお勧めしますが、動物たちは基本的に体調不良を隠します。
何も無いと思う今だからこそ早期発見ができるかもしれません。具合が悪ければ勿論ですが、検診としても是非一度拝見させてください。
質問2：検診にはどのくらい時間がかかりますか？
必要な検査によって異なりますが、検診として血液検査、X線検査、超音波検査（心臓、腹部）を行った場合、30〜60分ほどお時間をいただきます。超音波検査はリアルタイムで説明をしながら一緒に見てもらうことができますし、お忙しい場合には半日お預かりして検査を行うこともできます。
質問3：検診にはどれくらい費用がかかりますか？
質問2のように検診として一通りの検査をする場合、25000円前後かかります。
ただし、必要な検査によって前後し、腫瘍が見つかった場合にはそれに合わせた追加の検査が必要になることがあります。検査の前には必要性をお話し、ご費用についてもご提示致しますのでお気軽にご相談ください。
質問4：腫瘍は治りますか？
腫瘍の種類によって答えが大きく違ってくるので回答が難しい問題です。まずはしっかりとした診断を付けるところから進めさせてください。その上で、治る腫瘍もあれば、残念ながらそうでない腫瘍もあります。
患者様からは「多分この腫瘍」「治療法がない」「これ以上は年だから難しい」といった話を受けたというご相談をよく頂きます。相手がわからなければ当然たたかい方もわからず選択肢も出てきません。相手がわかればどれくらい悪いのか、治療の選択肢は何があるのか、治療のメリットやデメリットが何なのか、詳しくお話をすることができます。
相手がわからないままぼんやりとした対症療法を受けている子がよく転院してきます。相手がわかったうえで、何ができるのか、何を目指すのか、その子にとってのベストの治療を考えるということが腫瘍とたたかう上でとても重要だと思っています。
お問い合わせ
当院は飼い主様とペットに親しまれ信頼されるホームドクターを目指しております。
些細なことでもお気軽にご相談ください。
TEL0573-62-1228
〒508-0004 岐阜県中津川市花戸町1-17
[診療科目]
一般内科、軟部外科、腫瘍科、循環器科、呼吸器科、整形外科、消化器科、皮膚科、脳神経科、内分泌科、泌尿生殖器科、血液免疫疾患科、筋骨格系疾患、眼科、耳鼻科、歯科、救急診療科、その他
[診療時間]
9:00～12:00 / 16:00～18:00
[休診日]
月曜日、日曜日午後、祝日午後、第2・第4木曜日午後
